40代からの食事の教科書。カロリー計算の先にある、一生太らない、疲れない体の作り方

アラフォーのボディメイク思考

なぜ、40代のダイエットは計算通りにいかないのか?

「食べる量は変わっていないのに、お腹周りにお肉がついてきた…。」

「若い頃に成功した糖質制限やカロリー制限を試しても、思うように痩せない…。」

「痩せるどころか、毎日体がだるくてやる気が出ない…。」

多くの会員様が、この40代の壁にぶつかる姿を目の当たりにしてきました。

結論から言いましょう。

40代からのボディメイクにおいて、カロリー計算だけに没頭するのは、もう終わりにしましょう。

もちろん、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太るというのは物理的な事実です。

しかし、40代へと進む私たちの体は、20代の頃とは代謝のシステムが根本的に異なります。

ガソリン(カロリー)の量だけを調整しても、エンジン(内臓や細胞)自体が錆びついていれば、車はスムーズに動きません。

今、あなたに必要なのはどれだけ食べるかではなく、何を食べ、何を避けるかという栄養の質へのこだわり。

つまり、カロリー計算の先にあるステージへと進むことです。

医学の父・ヒポクラテスは、紀元前400年以上も前にこう説きました。

「汝の食事を薬とし、汝の薬を食事とせよ」

しかし、現代の食事術において、多くの人が見落としている重要な真実があります。

それは、いくら薬(良い栄養)を摂っていても、同時に毒(悪いもの)を飲んでいたら意味がないということです。

この記事では、私が日々指導している引き算から始める栄養学のすべてを公開します。


【引き算の栄養学】サプリを足す前に、まずは毒を抜け

多くの人は、体調が悪いと、

「何か栄養のあるものを食べよう!」

「サプリを飲もう!」と足し算を考えます。

もちろん大事ですが、40代の体には長年の食生活によるダメージが蓄積しています。

まずは、体のパフォーマンスを下げている、マイナスの要因を取り除くことから始めなければなりません。

薬を飲んでも、毒を飲んでいたら同じこと

想像してみてください。

穴の開いたバケツに、一生懸命高級な水を注いでいる姿を。

まずはその穴を塞がなければ、どんなに良い栄養を摂っても垂れ流しです。

40代男性の多くが抱えている、痩せない・疲れが取れないという悩み。

その正体は、気合不足ではなく、体の中で起きている慢性炎症副腎疲労です。

これらを引き起こしている毒を特定し、取り除くことが、ボディメイクの本当のスタートラインになります。


あなたのパフォーマンスを奪う3つの毒

40代がまず取り除くべきは、以下の3つです。

これらを無意識に摂取し続けている限り、体内の環境は悪化し続け、トレーニングの効果も半減してしまいます。

① 過剰な糖質と血糖値スパイク

☑仕事の合間に甘い缶コーヒーを飲む

☑昼食はラーメンとチャーハンのセット

このような食事は、血糖値を急激に上昇させます。

すると、血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌され、今度は血糖値が急降下します。

これが血糖値スパイクです。

この激しい乱高下を調整するために、私たちの副腎という臓器は、抗ストレスホルモンであるコルチゾールを出し続けなければなりません。

これが続くと副腎が疲れ果て、副腎疲労を招きます。

朝起きられない・常にだるい・甘いものが無性に食べたい。

これらは、副腎が限界を迎えているサインなのです。

② 質の悪い油と細胞のサビ

私たちの体にある約37兆個の細胞。

その一つひとつを包んでいる細胞膜は、あなたが食べた油で作られています。

コンビニの揚げ物、スナック菓子、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸や、酸化して古くなった油を摂り続けると、細胞膜はガチガチに硬くなります。

細胞膜が硬くなると、栄養が細胞内に入りにくくなり、老廃物が出にくくなります。

つまり、代謝がブロックされた状態になるのです。

これこそが、カロリーを減らしても痩せない大きな原因の一つです。

③ 腸内環境を壊すもの(リーキーガット)

リーキーガット(腸漏れ)症候群という言葉を聞いたことがありますか?

小麦に含まれるグルテンや、特定の添加物を摂りすぎると、腸の粘膜に目に見えない微細な穴が開いてしまいます。

そこから本来通してはいけない毒素や未消化の食べ物が血液中に漏れ出し、全身で慢性炎症を引き起こします。

これが、40代以降の肥満、アレルギー、そして脳の霧(集中力の低下)に直結しているのです。

まずはこれらの毒となる習慣をできる限り引くこと。

それだけで、あなたの体は本来の燃焼力を取り戻し始めます。


【足し算の栄養学】クリアになった体にまごわやさしいを

毒を抜く準備ができたら、次はいよいよ質の高い栄養を足していきます。

ここで私がおすすめするのが、日本人が古来から親しんできた和食の知恵・まごわやさしいです。

これは、健康で太りにくい体を作るために必要な7つの食材の頭文字をとった、黄金のルールです。

40代男性を救うまごわやさしいのラインナップ

  1. ま(豆類): 納豆、豆腐、味噌。

    40代に欠かせない植物性タンパク質と、代謝の要であるマグネシウムが豊富です。

  2. ご(ごま・ナッツ):

    強力な抗酸化作用で、加齢による体のサビを食い止めます。

  3. わ(わかめ・海藻):

    水溶性食物繊維が、前半で解説した腸の汚れを掃除してくれます。

  4. や(野菜):

    ビタミン・ミネラルはサプリではなく、できるだけ色の濃い旬の野菜から摂りましょう。

  5. さ(魚):

    特に青魚(サバ、イワシなど)の油は、体内の炎症を抑える天然の消火剤です。

  6. し(椎茸・きのこ):

    低カロリーで免疫力を高め、腸内細菌の良質な餌になります。

  7. い(芋類):

    腸内環境を整える上質な炭水化物として、適量を味方に付けましょう。


【実践編】忙しいアラフォーでもできる選択法

「理屈はわかった。でも仕事が忙しくて、毎日自炊なんて無理だ。」

そう思うかもしれません。

しかし、カロリー計算の先にある食事術は、100点満点を目指す必要はありません。

コンビニや居酒屋での選択を少し変えるだけで、十分に体は変わります。

  • コンビニランチ: 菓子パンやパスタを納豆巻きとサバ缶、豚汁に変える。

  • 居酒屋での注文: とりあえずビールと唐揚げをハイボールとホッケ焼き、枝豆に変える。

  • 飲み会対策: あらかじめプロテインを1杯飲んで、血糖値の急上昇(スパイク)をガードしておく。

このように引くべきものをスマートに避け、足すべきものを少し意識する。

その小さな積み重ねが、数ヶ月後のあなたの体型、そして仕事への集中力を劇的に変えていきます。


食事を変えることは、自分への最高の投資

40代という時期は、これから先の人生を、健康でパワフルに楽しむか、それとも不調を抱えながら過ごすかの大きな分かれ道です。

あなたの体は、あなたが昨日まで食べたものでできています。

そして、明日からの体は、今日あなたが選ぶ食事で作られます。

自分一人ではどうすればいいか分からなくなったときは、いつでもご相談ください。私たちは単に筋トレを教える場所ではありません。

あなたの人生を、食事と運動、そしてピラティスの力でアップデートする場所です。

一生太らない、そして一生疲れない最高の自分を手に入れるために。

まずは次の食事から、何か一つ毒を抜き、まごわやさしいを足すという、カロリー計算の先にある習慣を始めてみませんか?


【この記事のまとめ】

  • カロリーという数字より栄養の質に目を向ける。

  • サプリを足す前に、まずは毒(質の悪い油、過剰な糖、腸を汚すもの)を引く。

  • ヒポクラテスの教え:食事は薬になるが、毒を摂りながらではその効果は得られない。

  • まごわやさしいで、クリアになった体に最高級の材料を入れる。

  • 完璧主義を捨て、3日でバランスを取るくらいの感覚で長く続ける。

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